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つながり日記
再会
あれから僕は、今までよりずいぶんとあのコンビニ へ通うようになったんだ。 帰り道だと、ほんの少し遠回りになるのだけれど、 いや、結構遠回りになるのだけれど、 ずいぶんとあそこに行ったっけ。 なぜかなあ。 まだ、名前すら知らない君のことが気にかかってしょうがなかった。 毎日ってほどではなかったけど、 週6くらい(笑) ぎりぎりで毎日とは呼ばないくらいの回数、 僕は用もないのにあのコンビニに立ち寄っていた。 あの日からもう一ヶ月。 君と笑い合ってから一ヶ月 新発売のカップめんと同じくらいの時間は、  きっとこのコンビニにいたはずなんだけど、 僕は、君を一度も見つけられずにいたんだ。 そうそう、もうひとつ。 僕はあの日から、エビスビールと目が合うとなんだか笑ってしまうようになった。 笑ってしまうったって、爆笑ではなく微笑? ん~・・ まあ、なんだかにやけてしまうようになっていたってことだよ。 エビスを見つけるとあの日の君がじんわり、僕に広がるような気がした。 けど、僕はまだそれが、 「すき」 だということに気付いてはいなかった。 気付かないようにしていたのかも知れない。 心の中は、どうしようもなく君で溢れていたのに。 僕はまだそれに気が付いてはいなかった。 その日も、特に買い物なんかないくせに、 店の中をうろついていた。 結局、金色と黒色のエビスビールを一缶ずつ手にとって、 レジへ歩いた。 例によってその日もにやけてはいたけれど、 自分以外には絶対に理解らないような、そんなにやけかただったはずなんだけど・・ 「思い出し笑いですか?」 後ろから聞きなれた声がした。 聞きなれているなかでも、ずいぶんとトゲノアル感じで。 「え?笑ってないだろ?」 振り返ると、 「うん。笑ってたんじゃなくて、にやけてたって感じ。」 不機嫌を放つ美綺が立っていた。 「お前もきてたのか。」  「偶然ね。偶然ここに入ったら、なんだか自分の彼氏がにやけてたってわけ。」 美綺は付き合って3年になる僕の彼女で、 僕が言うのもなんだけど、 とてもきれいな顔をしたよく気のつく、素敵な女性だった。 ただ、僕が涙を流した本を読んで首をかしげたり、 僕が大笑いした映画をみて怒り出したりする、 そんな人だった。 それでも僕は、美綺と一緒にいたんだ。 もちろん、好きだったから。 でも、僕はこの数日後に、 「すき」 の、ほんとうの意味を知る。 「にやけてなんかないっての。」 「にやけてたもん。なんだかビールちら見してニヤニヤしちゃってさ。」 「アル中じゃあるまいし、ビールなんか見てにやけるわけないだろ?」 その一言を言ったらなぜだかひどく胸が痛んだ。 たったその一言で、 大切な想い出を自分でふんずけた気がして、 そのことで痛んでる胸が ひどく美綺を裏切ってる気がして、 ますます胸が痛んだ。 それをごまかすように僕は、美綺の頭をくしゃくしゃして、 「いつまでもバカなこと言ってないで、帰るよ。」 そんな風に言った。 美綺は、うれしそうなのがばれないように、 「許してあげる。」と、うれしそうに言った。 レジで会計をした。 美綺が僕の左の腕をいつものようにつかんだ。 僕が、美綺の頭を軽くなでながら、 僕と美綺には出口で、 外からは入り口の自動ドアの前に立った時、 ゆっくりと開いたそのドアの向こうに、 この1ヵ月と3日、 ずっと逢いたかった君が、 でもどうしても逢えなかった君が、 そこに立っていた。
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